2019年夏祭り!!九州で行われる人気の夏祭り4選

他の地域とはひと味違う九州の夏祭り。なかでも必見の4つをご紹介します。どれもが人気が高く、混雑は免れません。予習しておけば、きっとスムーズに楽しむことができます。

福岡・博多の夏の風物詩といえば、約770年の伝統を誇る『博多祇園山笠』。博多の総鎮守・櫛田(くしだ)神社の奉納神事かつ、国の重要無形民俗文化財でもあるのです。

7月1日に、福岡市内各地に豪華な飾り山(静の山笠)が公開されると、街は山笠一色に。動と静とが競演する15日間の幕開けとなります。

期間中、高さ10m以上の飾り山笠が、市内各所に展示されます。祭りのクライマックスは、7月15日の追い山笠の櫛田入り。

午前4時59分から、櫛田神社の境内に舁き(ひき)山笠を担ぎ入れ、清道旗を回って境内を出るまでの所要時間の競い合いが開催されるのです。

全力で疾走する舁き手たちに、見物客が大いに沸きます。

国の重要無形民俗文化財に指定されている、200年を超える歴史がある戸畑区の伝統行事『戸畑祇園大山笠行事』。

福岡県夏の三大祭りのひとつとして提灯山の愛称で広く親しまれている、中原八幡宮・菅原神社・飛幡八幡宮の三社による夏祭りです。

国の重要無形民俗文化財に指定されており、平成28年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。

昼間は4基の大山笠が、12本の大幟を立てて練り歩きます。夜になると、大幟などの装飾が取り払らわれて、12段・309個の提灯を重ねた光のピラミッドに姿を変えます。

威勢のいい「ヨイトサ、ヨイトサ」というかけ声と共に進む光景は圧巻としかいいようがありません。

ユネスコ無形文化遺産にも登録され、約300年の伝統を誇る夏の伝統行事が『日田祇園祭』です。

絢爛豪華な山鉾が祇園囃子の音色とともに隈・竹田地区、豆田地区の町並みの中を巡行します。

夜になると、提灯を飾り付けた晩山の巡行が始まり、祭りは一気にクライマックスへ。

7月25日（木）に行われる、今年の山鉾の出来映えを披露する『日田祇園山鉾集団顔見世』は市内の山鉾全9基が揃う唯一のチャンス。こちらも見逃せませんね。

古代から長きに渡って受け継がれてきた『山鹿灯籠』は、山鹿最大の夏祭りです。2日にかけて行われるこの祭りは内容が盛り沢山。

『奉納灯籠』『花火大会』『たいまつ行列』などが、観客を興奮のるつぼに誘います。

中でも『千人灯籠踊り』は圧巻です。よへほ節の調べに合わせて、頭上に灯籠を載せた女性たちが優雅に舞い踊ります。

幾重にも重なる灯の輪が、観客を幻想的な世界へと誘ってくれます。